うつ病には様々な種類がある|症状に合わせた適切な治療方法

心が体の症状に

男性女性

体調不良が続くとき

うつ病では気分が落ち込んでしまって元気が出てこない鬱の状態が、普段とは比べ物にならないほど強く長期にわたって続いてきます。気持ちの切り替えができなくなってしまいますので、非常に苦しく仕事や生活に支障が出てきてしまいます。その症状は特に朝に強くなってきて自力では回復ができなくなってしまいます。うつ病は精神的なエネルギーが低下した状態で、周囲のことや趣味に興味が持てなくなってくることも重大な症状になっています。何も楽しいことはなく、むなしさばかりが募ってきます。重症化してしまうと幻聴や妄想があらわれてくることがあります。うつ病では精神的な症状ばかりではなく、身体的な症状もあらわれてきます。多くなっているのは睡眠などの障害で明け方に目が覚めてそのまま眠ることができない早朝覚醒が見られます。頭痛や肩こり、下痢や便秘なども起こりやすくなっています。注意をしなければならないのは、これらの身体的な症状にばかりとらわれていると精神的な問題を見逃してしまうことです。体調が悪いからと言って病院で検査をしても身体的な問題点は見つかってきません。ですが本人は苦痛を感じているため納得ができないで次から次へと病院を変えてしまうということも多くなっています。身体的な症状が続いているのに病院で発見されないときはうつ病などの心の病気も考えられます。鬱の症状が身体的な症状の仮面に隠されていることもあります。これらの病気は仮面うつ病と呼ばれていて、原因不明の体調不良が続くときには心療内科や精神科を受診しましょう。

問診が重要

喜びや悲しみ怒りなどの気分がうまくコントロールできなくなった状態を、気分障害と呼んでいます。気分障害は症状がうつの状態に限られた、うつ病性障害とうつ状態と躁状態の両方があらわれてくる双極性障害に種類が分けられています。そしてうつ性障害は三つに種類が分けられています。一つは大うつ性障害で強い抑うつ気分、または興味や喜びの喪失を含んだ五つ以上の症状が二週間以上続いてきます。うつ病性障害の中でも最も多く、一般的にうつ病というときはこの種類を指して呼んでいます。次に気分変調性障害という種類があります。うつの状態は比較的に軽度ですが症状がほとんど毎日、2年以上続くこともあります。慢性化する種類の障害になっています。次に小うつ性障害という種類があります。大うつ性障害の診断基準を満たしていない症状が軽いうつ病のことで、身体的な症状があらわれることも多くありうつ病と自覚しにくいタイプになっています。うつ病の診断には医師が患者の話を詳しく聞く問診が重要になってきます。問診ではうつ病特有の症状があるかないか、いつごろから始まったのかなどを確認していきます。医師は声の大きさや調子、表情や姿勢なども参考にして診断を行っていきます。大切になってくるのは、症状や経過を具体的に自分の言葉で医師に伝えることになってきます。今の気持ちやどのくらいつらいかなど、またストレスの有無などを医師に正確に伝えるようにしてください。隠したりすると正確な診断と治療の妨げになってしまいますので、関係がなさそうな質問でも素直に答えるようにしてください。